【知ってる?】Beyondって結局どんなマラソン大会だったの?なんであんなに注目されたの?
【知ってる?】Beyondって結局どんなマラソン大会だったの?なんであんなに注目されたの?

【知ってる?】Beyondって結局どんなマラソン大会だったの?なんであんなに注目されたの?

イベントレポート

どうも!”リバランこわだ”こと、色々あってこわだ君になりました、この記事の編集長です。

今回は。2021年12月29日に行われた年末最後のフルマラソン大会、『Beyond』について紹介していきます。

 

 

多くのインフルエンサー、YouTuberが出場し、SNSでも反響の大きかったこの大会。
結局、1100人のランナーがエントリーしました。
(各インフルエンサーのまとめは次回!)

ではこの大会になぜそんなにも人が集まり、結果として大成功を収めたのか?実際にBeyondを主催したRSLABで働き、実際にBeyondを走ったこわだ君が分かりやすく解説します!

 

 

そもそものコンセプト

Beyondのコンセプト。それはズバリ『世界一自己ベスト更新率の高いマラソン大会』でした。

よく考えれば、こんなコンセプトのマラソン大会ってないですよね。
そもそもマラソン大会って、(普段運動しない人からしたら罰ゲームか思い出作りか、ノリでエントリーして5km地点で後悔するかくらいだと思いますが…)ランナーからしたら、普段の練習を存分に発揮する場、順位やタイムを求める場だと思います。

ただ、全国様々なマラソン大会がありますが、コースにアップダウンがあったり、ペースが難しかったり、そもそも色んな人が色んな思いで出場していると思います。だから、レース中に同じ集団はできても他人というか、仲間であり敵というか…。

そもそもマラソン大会って、地方再生、地域貢献、風物詩、伝統、役所や主催団体の狙い、経済効果…などなど、いろんな思いが複雑に絡み合って出来ているし、そんな色んな思いがあるからこそ公道を封鎖して費用をかけてまでやる価値があると。

#いい悪いは置いておいて
#マラソン大会って大変なんだなぁ
#ちなみに東京マラソン2019の経済波及効果は284.2億円

 

ただ今回のレースは『自己ベスト更新』にフォーカスしているからこそ、大会の全てがそこに集約されている。つまり、自己ベストを更新したい人にはもってこいのレースなんです!!

#自己ベスト更新のためのレース
#ハッシュタグで自分に突っ込みを入れていくスタイルでやらしてもらいます
#以後お見知りおきを

 

その結果、Beyond2021の自己ベスト更新率は…47.1%
(出走者922人のうち434名が自己ベスト更新)

#約2人に1人が自己ベストを更新した結果に!!
#驚異的!!

 

ではなぜそんなにも自己ベスト更新するランナーが多かったのか?に、四つの視点で迫ります!!

 

ちなみにリバラ…こわだ君も自己ベストを2分更新する2時間26分8秒でゴールしました。

 

 

コース戦略

Beyond2021のコースは茨城県城里町の城里テストセンターテストコースで開催されました。
ここは実は、車を公道で走らせる前の試験走行をするような場所なんです。他にもバイクの大会が開催されたり。

何よりこのコースの売りはオールフラット、最大傾斜1°なんです!
実際に筆者も走りましたが、傾斜は全く感じず。ただただ平坦な道を周回する、感覚としては大きな陸上トラックを走っているような。

後半少し風が吹き寒さを感じましたが、ここまで走りやすいコースはまず他にはないはず。

しかもここが約5.4kmの周回コースなので、全く難しくない。

#なんて走りやすいコースなんでしょう。
#キプチョゲのbreaking2を彷彿とさせるコース

 

たぶんビー玉置いても転がらないくらい平坦…

 

 

ペーサー戦略

そしてなんと、マラソン大会としては珍しい、分単位で15チームのペーサーを配備。
今回は時差スタートで1分後に後続の集団がスタートしましたが、ランナーはひたすら目標とする集団についていくだけ。最速2時間20分から4時間ペースまで総勢100名近いペーサーがサポートしてくれます。
…ここまで細分化されて走れるレースは聞いたことない!

#至れり尽くせり!

 

走っているときもペーサーが声かけをしてくれるので、もはや個人競技ではなくチーム戦。
こんなにアットホームな大会が他にあるでしょうか?

#いいえありません

 

ペーサーの安心感

 

 

応援戦略

このコースが周回だと説明しました。この周回コースの良さは『何度も応援される』こと。本部ステージではマイクを使ってパフォーマンスや応援がありました。

 

この応援に何度救われたことか

 

さらに、会場ではケツメイシの大蔵さんがリミックスした音楽が流れ、ひょっとするとフェスと間違えるようなテンション感で走り切ることができる。

#この音楽がまた良い
#陸王の音楽が流れたときは竹内涼真になったかのようでした
#By24歳会社員男性

 

そして、給水も5.4kmの中に2箇所あるので飲み放題!
しかも特別チケット購入で自分の好きな飲み物を置ける、いわゆる『スペシャルドリンク』もあるので安心。「自己ベスト更新」にフォーカスされるからこそ、応援者も含めて会場全体が自己ベスト更新しようとポジティブな雰囲気に包まれていました。

 

給水が両サイドにあるのもありがたい

 

ゲスト戦略

さらに、この大会にしかない盛り上げとして、ゲストが豪華!!
今回のBeyond、スペシャルディレクターになんと神野大地選手が就任!!ちなみに神野選手は、参加賞Tシャツデザインから当日はペーサー、さらに焼き鳥販売なども担当するなど大会を成功へと導いてくれました!

 

 

さらに、TWOLAPSのメンバーやランニングYouTuber、インフルエンサーまで。陸上界の有名人が多く協力。

#総フォロワー数凄いことになりそう
#色んな人の支えがあって開催・成功につながりました

 

ゲスト参加者やインフルエンサーのYouTubeまとめは次回に出しますが…
年末に茨城県の山の上で開催という、参加者からしたら遠い場所でも1100人ものエントリーがあったのは、これだけの戦略があったからこそですね。

もしマラソンで自己ベスト更新を目指したい人、豪華ゲストと一緒に走りたい人、この記事を読んで走りたくなった人はぜひ挑戦してみてください!

恐らく2022年も年末に開催予定!?
主催したRUNNING SCIENCE LABの今後の活動に目が離せない!!

 

ライター:こわだ君(BOOSTランニング編集長)

 

2023年5,6月のお勧めイベント

 

2024年6月8日(土)BOOSTランニングフェスタin味の素スタジアム

   

2024年10月14日(月・祝)BOOSTランニングフェスタin国立競技場