【初心者向け】マラソンでベストを出すレース1ヶ月前のコーディネーションとは!?
どうも、表参道の低酸素ランニングジムRSLABで働きながらマラソンYouTuberこわだ君としても活動中の編集長です。
今回はマラソン1ヶ月前からの調整練習を紹介します!
一般的には1ヶ月前に30㎞走(マラソンペースより少し遅め)→2週間前に21㎞走(マラソンペース)→1週間前に10㎞走(マラソンペースより速め)の調整練習をよく聞きます。
ただし、これは間違いではないんですが正解では無いようです。
ということで今回は、マラソンのバイブル本「リディアードのランニング・トレーニング」より、マラソン5~1週間前までの調整方法を紹介します。
リディアードのランニング・トレーニング
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①タイムトライアル
まずリディアードは、家の近くに5㎞走れるコースを見つけろと言っています。そして、そのコースを1週間に1回もしくは2回タイムトライアルしろと言っていたそうです。
タイムトライアルとはあくまで8~9割の力で走るという意味で、イーブンペースで走り切れるペースのことです。ラストスパートや、最初に飛ばしすぎて後半失速してはいけないと述べています。
このタイムトライアルを毎週、レースの1週間前までに4回ほどやると分かりますが、同じタイムでもどんどん余裕度が増していくのが分かります。
あるいは、同じ力感でもどんどんタイムが向上していくでしょう。
このタイムトライアルをすることで、残り1週間で心肺機能も向上し、マラソン本番はマラソンペースがゆっくりに感じることでしょう。
②30㎞走より時間走
とはいえ、マラソンは42㎞。レース1ヶ月前は「果たしてそんなに走れるか不安」と思い、ついつい30㎞走や距離走をやりがちです。
これに関してリディアードは、「しっかりとジョグができているなら30㎞走はするな!」と述べています。
というのも、30㎞走、一流ランナーからしたら1時間30分~1時間45分もあれば終わるのですが、サブスリーランナーでも2時間30~3時間かかってしまいます。
そう、リディアードいわく2時間から3時間走り続けるのは体へのダメージが大きすぎると注意喚起しています。ましてやマラソン1ヶ月前にもなると体の回復が間に合いません。
そこでリディアードが提唱するのは1時間30~45分の時間走です。
このくらいの時間なら距離走代わりにもなるので、体の糖を枯渇させるマラソン練習にもピッタリですし、体へのダメージを最小限に抑えることができます。
サブ3を目指すランナーならマラソンペースは4分21秒なので、4分40~30秒のペースで25㎞前後、サブ3.5を目指すランナーなら5分20~10秒で20㎞前後が妥当でしょう。
まとめ
ということで、マラソンの5~1週間前までは水曜日に5~10㎞のタイムトライアル(マラソンより1㎞あたり10~20秒速いペース)、土曜か日曜日に1時間30~45分の時間走を行うのが、マラソンの黄金比といえます!
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ベスト更新を楽しみにしています!
ではまた!
ライター:こわだ君(BOOSTランニング編集長)
2024年6月8日(土)BOOSTランニングフェスタin味の素スタジアム