株式会社ブーストのブログ

SNSを活用した戦略的拡散!バブルランはどのようにして10万人を集客したのか?バブルランの舞台裏⑤

こんにちは!
Do Sports Event Plannerの松尾です!

前回は、バブルラン日本初開催がどのように拡散され、2万人の集客ができたのかを書きました。
「広告予算30万円で2万人を集客!バブルランの舞台裏④」

今日は、その後どのようにしてバブルランが全国に広がり、10万人を集客するファンランに成長したのかを書きたいと思います。


2015年4月のバブルラン日本初開催に2万人の来場が決定した時、最初に考えたのは、とにかくそのイベントを成功させる事でした。と同時に考えたのが、その後の展開。長く集客型のスポーツイベントをやってきましたので、直感で感じたのは、その先の展開のチャンス。スポーツイベントに関わらず、ビジネスとしてなにかが一つ成功すれば、その後の横展開を考えるのは必須です。バブルランも同様、まだイベントは開催されていませんが、この時点で、次の展開を考えました。シンプルに全国展開を。

まずは、展開の規模を考えます。
様々な状況をふまえ、2015年夏の東名阪開催を決定しました。この時点で、バブルランのイベント制作担当者は私1人でしたので、ほんとに忙しく、死んじゃいそうでしたが、企画書を作り会場探しに入ります。
(死んじゃいそうなイベント制作の話は次回書きます。)

2015年夏の成功(10万人集客)の為に戦略を立てます。
数ある施策の中で、以下に集中する事を決めました。

・イベント当日のメディア誘致
・イベント当日の参加者のSNS投稿

要するに、「イベントを使って、イベントの告知をする事」に注力するというものです。

「イベント当日のメディア誘致」
4月開催のバブルランには、民放全社の取材が決まりました。ここで絶対にやらなければいけないのが、イベント当日までに2015年夏の東名阪開催を決定しておくこと。その予定をテレビで流してもらう為です。例えば大阪の人が、テレビでバブルランを見ても、「夏に大阪でやります!」って伝えないと自分ごとにならないからです。
文章に起こせば簡単なのですが、バブルランというイベント、日本にない特殊な粉を使って泡を出したりするので、会場の使用許可が簡単には出ません。しかも、想定規模が1回3万人とかになるので、なかなか会場が決まりません。前回までに書いた通り、2月上旬に2万人での開催が決定しているので、時間が全くありませんでした。それでもどうにか、仲間の力を借りながら、無事に夏の予定を決めました。
予定通り、4月11、12日の本番の翌日(4月13日)に、各局でバブルランの様子とともに、夏の開催が全国のお茶の間で流れました
もちろん、テレビ局だけでなく、発信してほしいWEB媒体、紙媒体、、、などの方々にも来てもらい、同様に情報が拡散されました。


*2015年4月。バブルラン日本初開催ステージ前。

「イベント当日の参加者のSNS投稿」
イベント当日、翌日には、Twitter、Instagramを中心に、「#バブルラン」は2万件以上が投稿されました。2万人の参加に対して、2万件以上の投稿。感覚ですが、来場した方の7割以上の方がSNSに「バブルランに参加した事」を投稿したと思います。それでも2万件にならないはずですが、参加した人の投稿を見て、「私も行きたった〜!」「今度、○○のみんなでバブルラン出たいー!」などの投稿でSNSが盛り上がっていました。この拡散を加速させる為に、当日はインフルエンサーの招待も行なっていました。
投稿を促進させる為に、イベントにはたくさんのフォトスポットを用意しました。「#バブルラン」の投稿で、バブルランオリジナルのボディーペイントをするキャンペーンなどもその施策の一つです。
注力して仕掛けましたが、集客同様、予想以上の拡散でした。

その後も、芸能人を起用した記者会見を行ったり、宣伝カーを走らせたり、モデルの子たちに練り歩きをしてもらったり、、、色々とやりましたが、SNSの動きを見ても、「イベントを使ったイベントの告知」、ここが全てだったと分析しています。


*バブルラントラック!

こうして、初回の「募集開始時のサーバーダウン問題」も対策し、2015年、バブルランは10万人以上の集客に成功しました。

次回は、イベント制作の裏側を書きます。

次回タイトル
「見せます!バブルランの予算計画!参加費収入6億円以上のイベント制作!バブルランの舞台裏⑥」

この記事を書いた人

松尾佑樹
松尾佑樹代表取締役
株式会社ブースト 代表取締役
1982年、東京生まれ。学習院大学在学中に株式会社スポーツワンの立ち上げに参画。フットサル、サッカー、バスケットボール、ランニングなど、数多くのアマチュア向け参加型スポーツイベントを立ち上げる。(年間3,000大会以上開催)
2,000社以上が参加する「企業対抗駅伝」の立ち上げ。インドネシア初のマラソン大会「ジャカルタマラソン」の立ち上げ。全国で10万人以上を動員した「バブルラン」の立ち上げなどを行う。
その後、株式会社ブーストを設立。

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